TOEIC公式問題集の使い方|4つのステップで解説

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TOEICの勉強をしたいけど、何をすればいいの?
色々な教材がありすぎて、良くわからないわ。

TOEICの勉強にはどんな教材がいいの?

こんなお悩みを解決します。

<筆者の紹介>
TOEICは880点。
アメリカ滞在期間1年3か月(留学でカルフォルニア1年、仕事でニューヨーク3か月)
英語アプリやオンライン英会話など多数の教材で学習経験あり

TOEICの勉強をするための教材は沢山ありますが、一つだけ、必須の教材があります。

それは、「公式問題集」です。

これだけは、必ず買って、受験前に解いておいてください。

※公式問題集は沢山出ていますが、1冊だけ買う場合は、最新のものを購入することをお勧めします。

目次

TOEIC公式問題集の使い方|4つのステップで解説

TOEIC 受験者には公式問題集は必須です。

でも、買ってみたけれど、なんか分厚い本で、どうやって解けばいいのかよくわからないと悩んでいませんか?

公式問題集は一回だけ解いて終わりにするような問題集ではありません。

TOEIC公式問題集は、本番のTOEICと同じ形式の問題が、2回分収録されています。

何度も繰り返し解くことで、徐々に実力がついていきます。

今回は TOEIC 公式問題集使い方を、4つのステップで解説したいと思います。 

TOEIC公式問題集の使い方1|まずは時間を計って解いてみる

まず最初にやっていただきたいことは、本番の試験を意識して、本番と全く同じ時間で一回解いてみることです。

この時何よりも重要なのは、時間をきっちり計り、時間を必ず守ることです。

リスニングについては CD から流れてくる通りに実施しますので、時間をオーバーすることはありません。

ただし、聞き取れなかったからと言って、もう一度聞き直すのはNGです。

リーディングについては、時間内に解ききれず、ついつい時間をオーバーしてしまいたくもなるでしょう。

ただ、1回目の目的は、自分の実力を測ることです。

とにかく本番と同じ時間で一回解いてみてください。

そして、自分の実力はどの程度なのかを把握しましょう 。

TOEIC公式問題集の使い方2|答え合わせをして残りの問題も解く

1回目のテストが終わったら、答え合わせをしましょう。

そして、自分のおおよその点数を把握しましょう。

TOEIC の場合、一問何点とは決まっていませんので正確な点数を出すことはできません。

ただ、「正解が何問だった場合、TOEICの点数でどれくらいか」が分かる表が、インターネット上で色々と公開されています。

TOEIC」「スコア」「換算表」などのキーワードで検索すれば、換算表が手に入ります。

自分の正解数から、おおよその自分の点数を算出してみましょう。

なお、リーディングの時に全ての問題を解くことができなかった人は、ここで時間がかかっても良いので全部解いておきましょう。

当然のことながら、時間外に解いた問題については点数に入れません

これで、TOEIC 公式問題集1回目のテストと回答確認は完了です。

まずはここまでのステップで、TOEICとはどのようなテストなのかを理解し、自分がいったい何点ぐらい取れそうなのかを把握しておきましょう。

TOEIC公式問題集の使い方3|時間かけて全部を理解する

TOEIC 公式問題集のテストの答え合わせが終わったら、ここで終わりではありません

ここからが勉強です。

次は辞書を使ったりインターネットで調べたりしながら、わからなかった単語・文法・文章などを確認していきます。

ここはかなり時間がかかりますが、分からないことをがなくなるまで、全て確認しましょう。

これによりTOEICによく出る単語・文法・文章について理解し、 TOEICの問題の傾向についても、把握できます。

TOEICパート毎の確認ポイント

TOEIC には、パートごとに確認すべきポイントがあります。

簡単に説明しますので、注意しながら問題集を見直しましょう。

TOEICパート1

パート1は、写真を見ながら4つの英文が聞こえるので、適切な英文を選択する問題です。

比較的短い英文が出題されます。

一瞬で終わってしまいますので、一語一句聞き逃さないようにしましょう。

写真の中心ではなく隅あるような物の説明が流れたりすることもあるので、写真の中心だけではなく周りの細かいところもよく見るように気をつけてください。

TOEICパート2

パート2は、質問について3つの回答が聞こえますので、正しい回答を1つ選ぶ問題です。

パート2については、とにかく最初の一語が重要です。

いつ」、「どこで」、「誰が」、「何を」、「なぜ」が聞き取れないと回答が難しくなりますので、最初の一語は絶対に聞き逃さないようにしましょう。

注意しなければならないのは、質問に対してきちん答えない回答もあるところです。

質問者:「このかばんは誰のですか?」

通常であれば、「Aさんのものです。」が回答です。

ところが、「わかりません。」「誰のでしょうね?」「Bさんに聞いてみてください。」など、ちょっとずれた回答をする人がいます。

それでも会話に成り立ち、他に適切な回答がなければ、これらが正解になります。

このように、パート2にはTOEIC独特の質問と回答がありますので、何度も練習して、パターンを覚えるようにしましょう。

TOEICパート3

リスニングのパート3においては、 問題文を先読みすることが何よりも重要です。

問題となる英会話が聞こえてくるに、問題文を先に読む練習をしておきましょう。

パート3は2~3人の会話、パート4は一人が話すパターンとなります。

パート3は男性と女性の会話が多いので、男性と女性それぞれが何をしている人で、今何をしており、これから何をする予定なのかを聞き取れるようになりましょう。

パート3では、絵・図・グラフ・表などを参照する問題も出題されます。

事前に見ておかないとわからないので、必ず見ておきましょう。

TOEICパート4

リスニングのパート4においても、 問題文を先読みすることが何よりも重要です。

パート4では、一人の人が何かの説明等を行います。

パート4では、絵・図・グラフ・表などを参照する問題も出題されます。

事前に必ず目を通しておきましょう。

TOEICパート5

パート5は文法・語彙問題です。

TOEICに出てくる文法や語彙はある程度決まっていますので、出てきたものは全て覚えるようにしましょう。

なお、単語の品詞(動詞・形容詞)などを問う問題が沢山出ます。

こちらは、基本的な品詞の形さえ覚えておけば(例えば副詞は最後がlyになるなど)、単語の意味が分からなくても正解できてしまいます。

※つまり形容詞でhappyの場合、副詞はhappilyです。

つまり、知らない単語でもlyで終われば副詞とわかるので、品詞の問題は結構簡単です。

このように、TOEICの文法問題には規則性がありますので、何度も解くことで規則を覚えてしまいましょう。

TOEICパート6

TOEICパート6は読解問題です。

パート6で重要なのは、とにかく短時間で回答することです。

ここで止まってしまうと、長いTOEICパート7の時間が無くなってしまいます。

問題の傾向を押さえ、とにかく短時間で回答できるように何度も練習しましょう。

TOEICパート7

TOEICパート7は、TOEICの中でも最難関と言えるでしょう。

余りに量が多いため、TOEIC900点以下の人は、時間内に解き切れないことが殆どでしょう。

とにかく少しでも早く、正確に解くことが求められます。

パート7の問題に少しでも慣れるため、公式問題集で解いたパート7の問題を何度も読み返し、完全に理解できるようになりましょう。

なお、パート7の問題は、ダブルパッセージ(2つの文章を読んで回答するもの)、トリプルパッセージ(3つの文章を読んで回答するもの)の2種類があります。

これらについては、1つの文章だけ読んでも回答できず、1つの文章を読んで別の文章を参照して答える必要があるものもあります。

このように、パート7もやはりパターンがありますので、何度も解きながら、パターンを覚えて行きましょう。

効果的な勉強法

リスニングで効果的な勉強方法は、何度も聞いて理解することとともに、シャドーイングが有効です。

シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声に1秒くらい遅れて、同じ内容を自分で話す勉強法です。

聞きながら話すと、話している間にもどんどん会話が進んでしまうため、相当に訓練しないとシャドーイングは上手くできません。

初心者には少し難しいと思いますが、TOEICでヒアリングはある程度できるのに点数が上がらない人は、シャドーイングも試してみましょう。

リーディングの勉強で重要なのは、精読です。

こちらは、英文の中でわからない単語や文法などを全部調べて理解した上で、じっくり英文を読むことです。

TOEICの本番テストでは短時間で英文を読まなければならないため、精読などはしていられません。

そのため、テストが終わってからはわからないことは全部調べ、一語一句まで全てわかる状態で、しっかり英文を読み込んでいく必要があります。

TOEIC公式問題集の使い方4|もう一度解いてみる

ここまで勉強が終わったら、今度はもう一度同じ公式問題集を解いてみましょう。

上記の通り、十分に勉強したら、随分と簡単に解けるようになっているはずです。

ただ、上記の勉強をしても、時間内に満点が取れるとは限りません。

勉強したつもりでも、やはり、間違えてしまう箇所があります。

間違えた個所は再度復習し、また、もう一度解いてみるという事を繰り返します。

TOEIC公式問題集の使い方|4つのステップで解説|まとめ

いかがでしたでしょうか?

TOEIC公式問題集は2回分の模擬テストが収録されていますが、上記の方法では、一回でも実施するのが大変だと思います。

上記の方法で1回分が完了したら、2回目の分も、上記の方法で勉強してみましょう。

TOEICの公式問題集は、他の問題集よりも価格が高め設定されていますが、上記の方法で勉強すれば、1冊でも十分に勉強ができます。

TOEICを受験される方は、とにかく1冊で良いのでTOEIC公式問題集を購入し、上記の方法で簡単に問題が解けるようになるまで、繰り返し勉強して下さい。

1冊で勉強できる勉強量を考えると、公式問題集1冊の値段は、たいして高くないと思います。

TOEIC公式問題集を使いこなし、余裕をもってTOEIC本番試験に臨んでください!

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