原級・比較級・最上級を６つの英語の例文でわかりやすく説明

原級・比較級・最上級

形容詞や副詞を用いて、他の人や物を比べることを比較と言います。

AがBと等しいことを表すことを同等比較と言い、形容詞・副詞の原級を用います。

AとBを比べ、どちらかが勝っている・劣っていることを表すことを優劣比較と言い、形容詞・副詞の比較級を用います。

３つ以上の人や物を比べて、一番勝っている・劣っていることを表すことも優劣比較で、形容詞・副詞の最上級を用います。

原級は、形容詞・副詞の原形を用い、「as～as」ではさみます。

He is as tall as her.（彼は彼女と同じくらい背が高い。）

比較級は「原級＋er」または「more＋原級」で表し、後ろの「than」を置きます。

He is taller than her.(彼は彼女より背が高い。)

最上級は「(the)原級＋est」または「(the) most＋原級」で表します。

He is the tallest of the three.（彼は3人の中で一番背が高い。）

なお、比較級や最上級については、このように規則的に変化しないものも沢山あります。

原級の意味と使い方

原級を用いて比較を表すには、as～asで、「～と同じくらい～」とします。

He is as tall as her.（彼は彼女と同じくらい背が高い。）

I am as fast as he.（私は彼と同じくらい足が速い。）

not～as～asで、「～ほど～でない」を表します。

He is not as kind as her.（彼は彼女ほど親切ではない。）

I don’t sing as well as her.（私は彼女ほど歌がうまくない。）

比較級の意味と使い方

比較級は、二つのものを比較するために使用されます。

比較級＋thanで、「～よりも～」を表します。

通常は形容詞にerをつけます。

Melons are bigger than apples.（メロンはリンゴよりも大きい。）

This cake is sweeter than that cake.（あのケーキよりもこのケーキの方が甘い。）

比較的長い形容詞の場合、形容詞の前に more をつけます。

This book is more interesting than that one.（こっちの本の方があっちの本よりもより面白い。）

Speaking is more difficult than reading English.（英語を読むよりも話す方がより難しい。）

比較級をさらに強調したい場合はmuch、still、a littleなどを使用します。

I studied much more than last year.（私は去年よりもはるかにたくさん勉強した。）

This movie is still better than that movie.（あの映画よりもこの映画の方がまだ良い。）

This cheese is a little better than that cheese.（このチーズはあのチーズよりも少しは美味しい。）

最上級の意味と使い方

最上級は三つ以上のものを比べ、「一番～」という意味を表します。 最上級のあとには「～のうちで」を表すinやofがよく用いられます。

通常はthe＋形容詞にestをつけます。

Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.（富士山は日本で一番高い山です。）

He is the tallest of us.（彼は私たちの中で一番背が高い。）

比較的長い形容詞の場合、形容詞の前に the most をつけます。

This movie is the most interesting of all American films.（この映画がアメリカの映画の中で一番面白い。）

She is the most beautiful of all actresses.（彼女は全ての女優の中で最も美しい。）

比較級から最上級への形の変化

比較級は語尾にerを, 最上級は語尾にestをつけます。

hard→harder→hardest

smart→smarter→smartest

「短母音＋子音字」で終わるものは、最後の子音字を重ねます。

big→bigger→biggest

hot→hotter→hottest

「子音+y」で終わるものはyをiに変えます。

early→earlier→earliest

happy→happier→happiest

語尾がeで終わるものはr,stをつけます。

large→larger→largest

wise→wiser→wisest

一般的に、長い単語の比較級はmore最上級はthe mostをつけます。

interesting→more interesting→the most interesting

important→more important→the most important

比較級や最上級が不規則な変化をするものもあります。

good→better→best

many→more→most

little→less→least

比較級の疑問文

「A と B ではどちらの方が～ですか。」を表す場合はwho,whichと比較級を使います。

Who is taller, Mary or Ann?（メアリーとアンはどちらが背が高いですか？）

Which is faster, the red train or the blue train?（赤い電車と青い電車どちらが速いですか？

最上級の疑問文

「～の中でもっとも～はどれですか。」を表す場合はwho,whichと最上級を使います。

Who is the most popular teacher at your school?（あなたの学校で一番人気のある先生は誰ですか？）

Which bag is the heaviest?（どの袋が一番重いですか？）

原級・比較級・最上級｜まとめ