大島小松川公園の満開の八重桜|ネモフィラや瑞々しい新緑の千本桜とともに巡る春の広場【江東・江戸川】

春の爽やかな青空に包まれ、心地よい陽気が五感を優しく満たしてくれる4月中旬。
今回は、江東区と江戸川区にまたがり、大自然の開放感と豊かな水辺の潤いを感じられる「都立大島小松川公園」を訪れました。
4月14日の澄み切った空気の中、園内へ一歩足を踏み入れれば、ソメイヨシノからバトンを受け取り、主役として満開を迎えた鮮やかな八重桜の美しい並木道が広がっています。
頭上をぽってりと覆う濃いピンク色の八重桜のトンネルをはじめ、足元に広がる一面の青いネモフィラ、さらには色とりどりのチューリップや大輪の牡丹など、優美に咲き誇る春の花々の競演は息をのむ美しさです。
広大な芝生が広がる広場を巡り、新緑が眩しい小松川千本桜を歩いた後は、荒川沿いの爽やかな風を受けながら歴史を今に伝える重厚な建造物へ。
都会の喧騒を離れて春の命のきらめきを心ゆくまで満喫する、癒やしの休日散策ルートをご紹介します。

目次

大島小松川公園「満開の八重桜トンネルと風に揺れるネモフィラ」の動画(YouTube)

自由の広場の広大な芝生を囲むように濃淡さまざまなピンク色を魅せる、満開の八重桜の美しい並木道。
鮮やかな春の花々と連なり、桜の木の下でまるで青い絨毯のように優しく風に揺れるネモフィラ花壇。
And、遠くに佇む東京スカイツリーの景色や、荒川沿いの小道に堂々とそびえ立つ重厚な旧小松川閘門の歴史的佇まいなど、大島小松川公園が魅せる華やかな春の情景を美しい映像に収めました。

自由の広場を彩る満開の八重桜!濃艶なピンクのトンネルとツツジ咲く小道

芝生をぐるりと囲む華やかな桜のプロムナード

散策の始まりは、視界が一気に開ける開放的なメインエリア「自由の広場」からスタートします。
広大な芝生広場の周囲を見渡せば、たくさんの桜の木々が春の色彩を競うように立ち並んでいます。
4月中旬を迎えたこの時期は、ソメイヨシノに代わって「八重桜(ヤエザクラ)」がまさに最高の見頃。
青空に向かって濃いピンク色の花弁をふんわりと密集させて咲き誇る姿はボリューム満点で、芝生の外側に整備された小道を進むだけで心がパッと華やぐのを感じます。

ツツジの小道を抜けて頭上を覆う桜のアーチへ

さらに歩みを進めると、同じく濃いピンク色を鮮やかに発色させたツツジがきれいに咲く小道へと差し掛かります。
ツツジの奥に続く桜並木へ入ると、今度は少し淡く優しいピンク色を纏った八重桜たちが迎えてくれました。
小道の上に向かって優雅に枝を伸ばした八重桜の木々は、歩道を進むと見事な「八重桜のトンネル」に!
木漏れ日を浴びてキラキラと輝く桜のアーチをくぐりながら歩く時間は、日常の忙しさをすっきりと忘れさせてくれる最高のプロムナードです。

青く煌めくネモフィラ花壇と、新緑 of 千本桜から歴史を刻む旧小松川閘門へ

桜の下で風に揺れる満開のネモフィラと季節の花々

八重桜のトンネルを抜けて園内の花壇エリアへと向かうと、今度は足元に素晴らしい極彩色の世界が広がっています。
桜の木の下には、可憐な青い花を咲かせる「ネモフィラ」を中心に、色鮮やかな春の花々がバランスよく植えられています。
さらに進んだ先にある大きなネモフィラ花壇では、満開の青いネモフィラたちが春の心地よい風を受けてさらさらと波のように揺れており、頭上のピンク色と足元のブルーの見事なコントラストを贅沢に愉しむことができます。
続いて、隣接する名所「小松川千本桜」のエリアへと足を延ばしました。
春先に主役を務めたソメイヨシノの並木道はすでに花を落とし、瑞々しい鮮やかな緑の葉を茂らせていましたが、見上げればほんの少しだけ名残の花が残っており、水郷の春の移ろいを静かに語りかけているかのようでした。

スカイツリーを望む季節の広場と荒川沿いに佇む旧閘門

再び自由の広場へと戻ると、遠くのすっきりとした空の向こうに「東京スカイツリー」のシルエットが小さく佇んでいるのが見渡せます。
続いて「季節の広場(北)」の階段を上って中に入ると、そこでは可憐なチューリップや大輪の牡丹(ボタン)が優美に咲き誇っていました。
華やかな季節の広場(南)を心地よく通り抜け、どこまでも遮るもののない広い空が広がる「風の広場」へ。
広大な芝生の先、荒川の土手近くに突如として現れるのが、重厚なレンガ造りの建造物「旧小松川閘門(きゅうこまつがわこうもん)」です。
かつて昭和初期に荒川と中川の水位を調節するために造られたというこの歴史遺産は、現代的な「ムー大陸よりⅡ」のアートオブジェとともに力強い存在感を放っています。
荒川沿いに整備された開放的な小道を歩き、川面を渡る清々しい春風を肌に深く吸い込みながら、大満足の散策を締めくくりました。

大島小松川公園の散策後に楽しむ、周辺のおすすめ立ち寄りスポット

美しい八重桜やネモフィラ、とくに荒川の絶景に心癒やされた後は、周辺にある魅力的な下町スポットへ足を延ばしてみませんか。
休日の充実感をさらに深めてくれる、おすすめの場所をご紹介します。

砂町銀座商店街(公園から車・バスで約10分)

江東区を代表する、昭和の懐かしい活気と下町情緒が今なお色濃く残る、東京屈指の有名商店街です。
約670メートルにわたる一直線の通りの両脇には、名物のおでんや焼き鳥、手作り惣菜、甘味などを販売する個人店がひしめき合っています。
大島小松川公園の大自然でたっぷりとリフレッシュした後に、どこかノスタルジックな商店街をのんびり食べ歩きしながら散策するルートは、お散歩の最高のスパイスになります。

江東区中川船番所資料館(公園から徒歩約10分)

公園のすぐ近く、小名木川と旧中川が交差する場所に佇む、江戸時代の水上交通の歴史を学べるユニークな資料館です。
江戸時代に江戸への出入りを監視するために置かれた「中川船番所」をリアルな実物大ジオラマで再現しており、当時の川の賑わいを体感できます。
公園内にあった旧小松川閘門をはじめ、水辺とともに発展してきたこの地域の深い歴史の余韻にしみじみと浸ることができる、知的好奇心を満たしてくれるおすすめの立ち寄りスポットです。

都立大島小松川公園へのアクセス情報

大島小松川公園は最寄り駅から非常に近く、舗装された歩道を通ってスムーズにアクセスできる抜群の利便性を誇っています。

  • 電車をご利用の場合:
    都営地下鉄新宿線「東大島駅」下車、小松川口より徒歩約3分。
    駅の出口から公園の敷地がすぐ近くに見えるため、迷わず到着できます。
  • お車をご利用の場合:
    首都高速7号小松川線「小松川IC」または「錦糸町IC」より約10分。
    公園には大きな有料駐車場(自由の広場側など・1時間まで300円、以後 20分毎に100円)が完備されていますが、春の行楽シーズンの週末は大変混雑するため、公共交通機関での来園がおすすめです。
  • 春の散策のアドバイス:
    公園は荒川沿いに位置しているため、遮るもののない風の広場や土手沿いは時間帯によって強い川風が吹くことがあります。
    4月中旬の陽だまりは暖かいですが、風に当たると肌寒く感じられることがあるため、薄手の上着を1枚持ってお出かけください。
    また、敷地が非常に広く各広場を渡り歩くため、履き慣れた歩きやすいスニーカーでの散策が必須です。

青空に向かって濃艶に咲き誇る八重桜のアーチ、足元で優しくブルーのさざ波を描く満開のネモフィラ、そして荒川の歴史を見守り続ける旧小松川閘門の佇まい。
大島小松川公園で過ごす雄大で潤いに満ちた春の時間は、日頃の慌ただしさや緊張をすっきりと解きほぐし、心の中を穏やかな清らかさで満たしてくれます。
みなさんもぜひ、お気に入りのカメラを片手に、特別な春の色彩を探しに大島小松川公園へお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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