東京の都心にありながら、約58ヘクタールもの広大な敷地を誇る「新宿御苑」。
ここは、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、そして日本庭園という三つの異なる庭園様式が美しく調和した、日本を代表する近代西洋庭園です。
春になると「さくら名所100選」にも選ばれた園内が、約1,000本の桜で薄紅色に染め上げられます。
都会の空に映える、圧倒的な桜の情景(YouTube動画)
新宿御苑の魅力は、なんといってもその開放感です。
イギリス風景式庭園の広々とした芝生に腰を下ろし、巨樹と桜が織りなす景色を眺める時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる至福のひととき。
中の池のほとりから眺める、満開の桜と高層ビルのコントラストを動画に収めました。
三つの庭園を彩る、多彩な桜の表情
園内を歩けば、庭園様式ごとに異なる桜の表情に出会えます。
左右対称の美しさが際立つフランス式整形庭園の並木道、そして池泉回遊式の日本庭園。
特に日本庭園では、皇室ゆかりの歴史的建造物「旧御凉亭」を背景に咲く桜が、古の情緒を感じさせてくれます。
水辺へと身を乗り出すように枝を伸ばす桜や、静かに佇む大きなしだれ桜。
一歩進むごとに塗り替えられるような景色は、新宿御苑ならではの贅沢な体験です。
二月から四月下旬まで。長く楽しめる桜の季節
新宿御苑には約70種類もの桜が植えられており、時期によって主役が入れ替わります。
二月の早咲き桜から始まり、三月下旬には約400本のソメイヨシノが最盛期を迎えます。
そして四月中旬からは、イチヨウやカンザンといったボリュームのある八重桜が、春のフィナーレを華やかに飾ります。
ツツジ山に芽吹く緑や、大温室に集まる熱帯植物の息吹。
桜とともに移ろいゆく、園内の豊かな生命力にぜひ触れてみてください。
新宿御苑・春の散策ガイド|まとめ
広大な芝生、伝統的な日本庭園、そして都会的な摩天楼。
新宿御苑の桜は、それらすべてを一つのフレームに収めることができる、世界でも稀な場所です。
家族や大切な人と、あるいは自分へのご褒美に、この特別な散歩道を訪れてみてはいかがでしょうか。

