【葛飾区】水元公園の紅葉散策|都内最大の水郷公園に広がるメタセコイアの森と雄大な水辺の絶景

冬の気配が一段と深まりを見せる12月、東京とは思えないほど雄大で美しい水辺の聖地、水元公園。
今回訪れたのは、東京都葛飾区に位置する都内随一の広さを誇る水郷公園です。
11月末から12月中旬にかけて、園内に一歩足を踏み入れれば、そこには日常の喧騒を忘れさせてくれる別世界が広がっています。
最大の見どころは、空高くそびえ立つメタセコイアの森が魅せる、深い赤銅色のグラデーション。
さらに、お隣のラクウショウの森が黄金色に輝く姿や、バードサンクチュアリで優雅に翼を休める水鳥たちの姿など、水辺の潤いに満ちた色鮮やかな晩秋の時間が流れています。
今回は、どこまでも続く遊歩道や象徴的な水元大橋、そして水辺に佇む風情あるお食事処などを巡りました。
澄んだ空気の中で五感が心地よく満たされる、贅沢な紅葉ハイキングルートをご紹介します。

目次

水元公園「赤銅色に染まるメタセコイアと雄大な水郷景観」の動画(YouTube)

空を埋め尽くすように高くそびえ立ち、圧倒的な存在感を放つメタセコイアのレンガ色の森。
静かな池のほとりに広がるラクウショウの黄金の輝きと、水生植物園を巡る心地よい遊歩道の足音。
そして、園内のシンボルである水元大橋が秋空に美しく映える姿など、水辺と紅葉が織りなす感動的な情景を素晴らしい映像に収めました。

圧倒的なスケールを誇るメタセコイアの森と、生命息づくバードサンクチュアリ

レンガ色に包まれる幻想的なメタセコイアの小径

水元公園の代名詞とも言えるのが、約1,800本もの大樹が立ち並ぶ「メタセコイアの森」です。
12月を迎えると、これらの巨木たちが一斉に赤銅(レンガ)色へと染まり、まるで北欧の深い森に迷い込んだかのような幻想的な世界を作り出します。
木々の間をまっすぐに伸びる遊歩道を歩けば、上を仰いでも、どこを見渡しても温かみのある秋の色彩に包まれます。
足元に広がるふかふかの落ち葉を踏みしめる音も心地よく、一歩進むごとに深まる秋の息吹を贅沢に肌で感じることができます。

黄金色に輝くラクウショウと水鳥たちの楽園

メタセコイアの森に続いて現れるのは、もうひとつの見どころであるラクウショウの森です。
こちらは日の光を浴びてキラキラと黄金色に輝いており、赤銅色のメタセコイアとの見事な色彩の対比を愉しむことができます。
すぐ近くにある「バードサンクチュアリ」へと足を向けると、そこには冬を越すために集まった多くの水鳥たちの姿が。
観察舎の窓から、静かな水面で羽を休める鳥たちの生命の鼓動を間近に愛でる時間は、とても穏やかで贅沢な癒やしのひとときです。

水辺を巡る潤いのプロムナードと、風情あふれる「涼亭」での食事

水生植物園から中央広場へと続く開放的なルート

散策路はさらに、広大な池のほとりを巡る「水生植物園」周辺の遊歩道へと続きます。
どこまでも続くような開放的な水辺のプロムナードは、歩くほどに心がゆっくりとほどけていくのを感じられます。
やがて視界が開けると、空の青さが際立つ広大な「中央広場」へ。
遮るもののない大きな空と、池の対岸に連なる美しい紅葉の並木が綺麗なコントラストを描いており、ベンチに座ってのんびりと移ろう季節の美しさに浸るのにもってこいの特等席です。

池に浮かぶように佇む和風レストラン「涼亭」

たくさん歩いて心地よい疲れを感じたら、池のほとりにひっそりと佇む和風レストラン「涼亭(りょうてい)」に立ち寄るのがおすすめです。
まるで水面に浮かんでいるかのような趣深い建物からは、窓の外に広がる美しい水郷景観を眺めながら食事が愉しめます。
温かいお蕎麦や美味しい和食グルメをいただきながら、目の前の水面を眺める時間は格別。
お腹を満たした後は、園内のシンボルである壮大な「水元大橋」を渡り、ダイナミックな秋の曲線美を記憶に深く刻みながら、素晴らしいハイキングの締めくくりを迎えました。

水元公園の散策後に楽しむ、周辺のおすすめスポット

圧倒的なスケールの水郷景観を堪能して心が満たされた後は、葛飾エリアならではの魅力的なスポットへ立ち寄ってみませんか。
下町情緒と歴史に触れられる、おすすめの場所をご紹介します。

柴又帝釈天・帝釈天参道(水元公園から車・バスで約15分)

名作映画「男はつらいよ」の舞台として全国的に有名な、葛飾区を代表する歴史ある寺院です。
駅からお寺へと続く「帝釈天参道」には、昔ながらの木造建築の店舗が軒を連ね、名物の草だんごや煎餅、川魚料理などの香ばしい香りが漂っています。
水元公園の大自然でリフレッシュした後に、下町情緒あふれる参道をのんびり食べ歩きしながら散策するルートは、最高の休日を演出してくれます。

山本亭(柴又帝釈天のすぐ裏手)

柴又帝釈天のすぐ近くにある、大正末期から昭和初期の面影を色濃く残す、和洋折衷の美しい歴史的建造物です。
近代的な和風庭園は、海外の日本庭園専門誌でも毎年極めて高い評価を受けており、一見の価値があります。
数寄屋造りの贅沢な座敷で、美しく整えられた庭園の紅葉を眺めながら、温かい抹茶と季節の和菓子をいただく時間は、旅の素晴らしい余韻をさらに深めてくれます。

水元公園へのアクセス情報

水元公園は非常に広大な敷地を持っているため、あらかじめ最寄り駅からのバスの路線を確認しておくと、スムーズに目的地へ到着できます。

  • 電車・バスをご利用の場合:
    JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町駅」南口、または京成金町線「京成金町駅」より
    京成バス(戸ヶ崎操車場行きなど)に乗車、「水元公園」バス停下車、徒歩約7分
    ※3月〜11月の土日祝日は、金町駅より「水元公園ファミリーシャトル」バスも運行されています。
  • 散策のアドバイス:
    園内は東京都内とは思えないほど広大(東京ドーム約20個分)ですので、全体を巡る場合は歩きやすいスニーカーでの来園が必須です。
    特に12月の水辺は風が冷たく感じられることがあるため、防寒対策をしっかりとしてお出かけください。

どこまでも続く広大な池の面、赤銅色に染まるメタセコイアのどこまでも深い森、そして水面を美しく飾る水元大橋の意匠。
これほど雄大で水辺の潤いに満ちた秋の景色は、都会の慌ただしさをすっきりと忘れさせ、心に特別な穏やかさを届けてくれます。
みなさんもぜひ、大切な人と一緒にカメラを片手で、東京随一のスケールを誇る水元公園の美しい紅葉を体験しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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